素晴らしいデザインで音も良い、さらにコスパも高いの三拍子!! 1more「1M301、EO323、E1001」 レビュー
皆さん、こんにちわ♪今回は1more社のイヤホンで注目が集まっている3機種をレビューしていきたいと思います。左から「1M301」「EO323」「E1001」となっており、3機種ともデザイン性から音質も大変良く、それでいて価格もリーズナブルとなっているので私自身も気になっていたイヤホンでした。
そのイヤホンを今回はありがたいことに手にする機会がありましたので、3機種の写真や音質の簡単なレビューと比較を行っていきたいと思います(*´ω`*)
なお、長文となっておりますので、お時間がある方のみ見て頂けたらと思います。ご了承下さいm(_ _)m
1moreとは?
レビューの前に1moreという会社についてまず述べたいと思います。1more社は中華スマートフォンメーカーのXiaomiにおける音響機器のOEM元として知られる中国メーカーですね。一時期はネット上を騒がせた名機の「Piston2」を開発したところです!
その会社がOEMではなく独自にブランドを立ち上げたのがこの1more社です。今現在ではインナーイヤー型のものからカナル型はもちろん、ヘッドホンも販売しており、精力的にイヤホンを開発しています。
1more社が販売している「Piston Classic」「Xiaomi hybrid(OEM)」「Piston Air 4.0 Capsule(OEM)」などをレビューしましたが、製品のビルドクォリティやデザイン性も良く、音質はまさに正統派で素晴らしいイヤホンだと感じさせるものでしたね(*´∀`)ZEROAUDIOと同じく販売されているすべてのイヤホンを購入したくなるくらい好きですw
では、各イヤホンレビューに入っていきますよ~
◆試聴環境
DAP(デジタルオーディオプレーヤー)はiphone4sやXperiaZ3のスマホを主に使用します。
◆試聴曲
試聴曲は主に「believe/Kalafina」「RAY/BUMP OF CHICKEN」「Who What Who What/凛として時雨」「ピアノ協奏曲第2番/ラフマニノフ」「R.Y.U.S.E.I./三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」「エンヤ/Only Time」を使用しました。各曲はYoutubeでリンクしておりますので、私の感想と各自で所有するイヤホン(出来ればEarPodsが望ましい)を聞いて、音の違いを想像してもらえたらと思います。
◆リファレンスのイヤホン(基準となるイヤホン)
このブログのリファレンスイヤホンはApple社のEarPodsを使用してます。このイヤホンと聴き比べした上で、音の感想を述べてます。
※エージング(音楽を鳴らし込むこと)は各イヤホン50時間以上をかけています。
「1M301」
まずは「1M301」からいきましょう♪このイヤホンは3機種の中では一番安く、日本では4500円前後で手に入ります。日頃から1000円台のイヤホンや付属イヤホンを使っている方からすると、ちょっと高いと感じるかもしれませんが、その値段分の実力は果たしてあるのか。チェックしていきます♪
[外観デザイン]★★★★★
1more 1M301
パッケージを見ると黒を基調とした高級感溢れるものとなってます。他の2機種と比べると一番小さなパッケージですが、それでもイヤホンのパッケージとしてはそこまで小さくありません。
開封してみるとPiston Classicと同じく専用のプラスチックケースにイヤホンが収められており、下には金属製のイヤホンクリップがおしゃれに配置されてます。
内容物はイヤホン本体、シリコン製イヤーピース(S,M,L)、イヤホンクリップ、イヤホンケース、説明書となります。イヤホンケースは素材もしっかりしていて手触りが良いので個人的には満足度が高いですね(*^^*)
イヤホン本体のハウジング部はアルミ製となっており、軽量なのに高級感も十分感じられます。ケーブルは分岐部まではPiston Classicと同等のゴム製で出来ており、プラグ部までは布のような質感のケプラー繊維が使用されています。
総括しますとデザインに関しては不満点は殆ど感じられないくらい素晴らしい出来ですね。1more製品全般に言えますが、このパッケージデザインが逸材なものばかりで中華イヤホンの中ではまず敵なしと言えそうです。
[スペック]
タイプ: カナル型
ドライバー:10㎜ダイナミックドライバー1基
カラー: スペースグレイ&レッド
ケーブル長さ: 1.25 m
接続端子: 3.5 mm ステレオ
コネクタ仕上げ:金メッキ
本体質量(g) : 14.5 g
感度 : 98 dB
再生周波数帯域: 20 – 20,000 Hz
リモコンマイク:スマートリモコン搭載
インピーダンス : 32 Ω
[試聴の感想]★★★★★
低域(ベース、ドラムバスなど)
★★★☆
中域(ボーカル、ピアノなど主要な音)
★★★
高域(シンバル、ハイハットなど)
★★★☆
第一印象としては「バランスのとれたスッキリとしたイヤホン」だと思いましたね。EarPodsと比べると低域も少なめで重厚感は薄れますが、刺さるようなやかましい音は薄れ、バランスの良い聞きやすいものとなってます。率直な感想を言うとPiston Classicと傾向が似ている音ですが、Piston Classicよりも迫力がややありますし音の広がり方もこちらの方が良いですね。
このイヤホンの大きな特徴としては「どんな曲も概ね良い音で聞ける点」でしょうか。どんな曲でも点数で言うなれば80点前後のほぼ良い音で違和感なく聞けるイヤホンなので、このイヤホンさえ持っておけば大丈夫と言えますね。つまり、普段から低価格のイヤホンや付属イヤホンなどを聞いている人、もしくはオーディオにそこまで詳しくない人がこのイヤホンを聞くとまず満足すること間違いないですね(^^)/
気になった点としては、先程の話とも関係しますが私のようなオーディオ沼に浸かっている人だと、ちょっと物足りなさを感じるイヤホンかなと思いましたね。強い個性やをそこまで感じるイヤホンとは言えないので、オーディオを趣味としている人にとってはやや不満を覚えるかもしれません。
装着感はイヤーピースさえきちんとした大きさを選べばフィットすると思います。もし付属のものではフィットしない方は別のイヤーピースを購入して色々と試してみると良いと思います。
遮音性はそこまで感じられないですね。あまり期待しないほうが良いかもしれません。
音漏れに関してはそこまで漏れていないので、iphoneの音量で言うと6割程度ならばまず漏れることはないでしょう。
「EO323」
では次に「EO323」へ行きましょう♪このイヤホンは日本では10000円前後で手に入ります。先程の1M301と形はほぼ一緒ですが、その音質は大分異なります。値段も倍近く変わりますが、果たしてその実力はあるのか。チェックしていきます♪
[外観デザイン]★★★★★
1more EO323
パッケージを見ると先程の1M301とは倍以上の大きさとなっています。パッケージ上部の下には1more designという言葉が刻まれた金属のプレートがあり、これがまた所有欲をそそりますねwここまで豪華なパッケージはなかなか見られるものでないと思いました。
開封してみるとイヤホンがきちんと鎮座されており、立派な四角いイヤホンケースがお出迎えしてくれます。その部分を取ると、下にはイヤーピース(S,M,L)やイヤホンクリップ、航空機用のイヤホンジャック、イヤホンケース、説明書が収められています。
イヤホン本体のハウジング部はアルミ製となっており、軽量なのに高級感も十分感じられます。ケーブルは分岐部まではPiston Classicと同等のゴム製で出来ており、プラグ部までは布のような質感のケプラー繊維が使用されています。
総括しますとデザインに関してはこちらも1M301と同様不満点は殆ど感じられないくらい素晴らしい出来ですね。1M301より更に上の機種であることを認識してくれ、所有欲が満たされます(*´ω`*)また、色合いが金と白なので女性などのプレゼントにも最適だと思いましたね。
[スペック]
タイプ: カナル型
ドライバー:10㎜ダイナミックドライバー1基+1more社オリジナルバランスド・アーマチュアドライバー1基
カラー: ゴールド&ホワイト
ケーブル長さ: 1.25 m
接続端子: 3.5 mm ステレオ
コネクタ仕上げ:金メッキ
本体質量(g) : 15 g
感度 : 98 dB
再生周波数帯域: 20 – 20,000 Hz
リモコンマイク:スマートリモコン搭載
インピーダンス : 32 Ω
[試聴の感想]★★★★★
低域(ベース、ドラムバスなど)
★★★★
中域(ボーカル、ピアノなど主要な音)
★★★☆
高域(シンバル、ハイハットなど)
★★★☆
第一印象としては「メリハリのあるクッキリとしたイヤホン」だと思いましたね。EarPodsと比べると低域も同等程度ありながらも、低域が中高域の音をマスクすることなくハッキリしており、全域の音全てが聞こえてくるような印象を受けました。「この曲で鳴っている音は全てハッキリと鳴らせてやるぞ!」と囁かれているようですw音作りの傾向としては1M301と一緒に感じましたが、まさに1M301の音よりさらに解像度も上げて量感のある音に感じさせるようにチューニングしてきたなと思えるサウンドに仕上がってます。音場も1M301と比べるとやや広くなり音の残響が鳴り終わるまできちんと聞こえるようになりました。
このイヤホンの大きな特徴としては「力強さがありながらバランスも良いこと」でしょうか。ロックであればきちんとロックの力強いサウンドを奏でてくれますし、ダンスミュージックであればノリのあるサウンドを更にノリノリにしてくれるような感じです。それでいながらも、破綻も感じさせず耳に負担がかからないような音の鳴り方をしていて、ここはびっくりしましたね。普通力強さのあるイヤホンだとやかましく感じたり、ずっと聞いていられないものも多いのですが、このEO323においては上手くチューニングをされていて、ずっと聞いていられるようになっています。ここは正直驚いているところですね。
つまり今聞いているイヤホンで音に平坦な印象を持っていて、もっとノリのある力強い音が欲しいと思っている人でずっと聞いていられるような耳に負担があまりかからないものを求めている人にはまずドンピシャなイヤホンですね(^^)/
気になった点としては、些細ですがどんな音楽でもノリがよく力強いサウンドになってしまうので、静かなフィーリング系の音楽やスローテンポな音楽でもノリが良くなってしまう点でしょうか。気になるのはそんな程度でほぼ不満がない仕上がりとなってます。
装着感はイヤーピースさえきちんとした大きさを選べばフィットすると思います。もし付属のものではフィットしない方は別のイヤーピースを購入して色々と試してみると良いと思います。
遮音性はそこまで感じられないですね。あまり期待しないほうが良いかもしれません。
音漏れに関してはそこまで漏れていないので、iphoneの音量で言うと6割程度ならばまず漏れることはないでしょう。
「E1001」
では最後に「E1001」へ行きましょう♪このイヤホンは日本では14000円前後で手に入ります。今までの2機種と形はほぼ一緒ですが、ハウジングやケーブルの素材が今までのものと異なります。1moreにおけるフラッグシップモデルの実力は果たして。チェックしていきます♪
[外観デザイン]★★★★★
1more E1001
パッケージを見ると先程のEO323よりも横が大きくなり、縦にはやや小さめの大きさとなっています。1冊の分厚目の本みたいな印象を持ちましたね。上面左下にはハイレゾマークが大きく配置されていて、ハイレゾ対応だと強く訴えています。パッケージを開けるところにはEO323と同じく1more designという言葉が刻まれた金属のプレートがあります。
開封してみるとイヤホンがきちんと鎮座されており、設計図や文章などが周りに描かれていて本をイメージした作りとなっています。イヤホンが収められている上部を取ると、下にはシリコン製イヤーピース(10㎜,11㎜,12㎜,13㎜,14.5㎜)やフォーム製イヤーピース(11㎜,13㎜,14.5㎜)、イヤホンクリップ、航空機用のイヤホンジャック、イヤホンケース(EO323と同等)、説明書が収められています。イヤーピースの種類が多いのは良いことですね♪
イヤホン本体のハウジング部は全てアルミ製となっていて、今まで樹脂を使っていた部分もアルミで出来ており、やや重みを感じられます。色合い的に重厚感もあり高級感も十分感じられます。ケーブルは分岐部までは今までの2機種と違ってソニーの低~中価格帯のケーブルで採用されているような細かいスリッドが施されておりスルスルとした質感になっており、絡まることがないようになっています。分岐部からプラグ部までは、同様に布のような質感のケプラー繊維が使用されています。
総括しますとデザインに関してはこちらも今までと同様不満点は殆ど感じられないくらい素晴らしい出来ですね。EO323よりもデザインとしては総合的に上に感じますし、3機種の中では一番所有欲が満たされます(*´ω`*)パッケージの演出も逸材なのでまた、色合いが金と白なので女性などのプレゼントにも最適だと思いましたね。
[スペック]
タイプ: カナル型
ドライバー:10㎜ダイナミックドライバー1基+1more社オリジナルバランスド・アーマチュアドライバー2基
カラー: ゴールド
ケーブル長さ: 1.25 m
接続端子: 3.5 mm ステレオ
コネクタ仕上げ:金メッキ
本体質量(g) : 18 g
感度 : 99 dB
再生周波数帯域: 20 – 40,000 Hz
リモコンマイク:スマートリモコン搭載
インピーダンス : 32 Ω
[試聴の感想]★★★★★
低域(ベース、ドラムバスなど)
★★★★
中域(ボーカル、ピアノなど主要な音)
★★★☆
高域(シンバル、ハイハットなど)
★★★☆
低域の質が高い。空間を一番感じられる。
第一印象としては「自然な鳴り方で上品で綺羅びやかなイヤホンケ」だと思いましたね。EarPodsと比べると低域も同等かやや少ない程度でありながらも、低域が中高域の音をマスクすることなくハッキリしており、EO323よりも全域の音全てが聞こえてくるような印象を受けました。ほぼドライバー構成が同じEO323とは違いメリハリのあるサウンドではないものの、低域の奥行きや中高域の響き方がなんとも心地良いですね♪どの音も主張しすぎることはなく、丁寧にじっくりと鳴らしてくれているように感じました。音場はEO323よりもやや少なめに感じましたが、奥行き感はEO323よりも少し感じられるので、音の広がりに違和感は特に感じませんね。
このイヤホンの大きな特徴としては「自然な心地よいサウンド」でしょうか。EO323とは打って変わって派手には鳴らず、ごく自然に流水のように慣らしてくれる印象があります。そう聞くと1M301のような無難なサウンドなのかと思われがちですが、そんなことはありません。女性ボーカルならば中高域の響きもややキラキラしながらもどこまでも伸びていくここと良い音を違和感なく自然に体感できますし、ロックであればノリさはEO323と比べるとそこまで感じないものの、激しいドラムやギターのビートを感じることが出来ます。上手く説明出来ていないと思いますが、EO323と同様に耳に負担がかからないようなチューニングがされており、その中で音の奥行き感や中高域の響き方に力をかけ、より自然なサウンドに仕上げてきたなという印象を持ちました。
つまり今聞いているイヤホンで音でロックに激しさや女性ボーカルの響き方にやや艶が欲しく、音の広がりをより鮮明に感じたい人にはまずドンピシャなイヤホンですね(^^)/
気になった点としては、些細ですがEO323のようなノリのある力強いサウンドではないので、より激しくより力強く感じさせたいと思っている人には合わないかもしれませんね。不満点はEO323とそこまで無いですね。
装着感はイヤーピースさえきちんとした大きさを選べばフィットすると思います。もし付属のものではフィットしない方は別のイヤーピースを購入して色々と試してみると良いと思います。
遮音性はそこまで感じられないですね。あまり期待しないほうが良いかもしれません。
音漏れに関してはそこまで漏れていないので、iphoneの音量で言うと6割程度ならばまず漏れることはないでしょう。
[まとめ]
3機種のレビューをしてきましたが如何でしたでしょうか。3機種を聞いてきて、まず感じたのはデザインの完成度が非常に高いということ、ハズレ無しの音質ですね。どのパッケージもイヤホン本体も魅力あるデザインに仕上がっており、まず不満に感じる人がいないと思いました。また、音質に関しても3機種ともにレベルは高く不満もほぼ感じませんでした。今まで付属イヤホンや安いイヤホンばかり使っていた人にとってはまず満足できるイヤホンだと断言します。それだけ万人受けのイヤホンに仕上げてきたなと全体的に思いましたね(*´ω`*)
ここで三機種の大きな特徴を捉えたいと思いますが、各イヤホンを人に例えますと
1M301は「どんなスポーツも程よく良い成績を収める万能選手」
EO323は「どんなものでも華やかに仕上げてくれる舞妓さん」
E1001は「和の精神を忘れず丁寧に仕立ててくれる茶人」
と言ったところでしょうか。1M301はどんな音楽でも良い音で聞けますし、EO323は力強く華やかな音で奏でてくれ、E1001は丁寧に自然に音を届けてくれている印象を持ちましたね。もし試聴せず購入を考えている方は、各言葉でもしピンと来たそのイヤホンを購入してみると良いと思います。
ということで如何でしたでしょうか。今回1moreのイヤホンを沢山聞いてみて、ますます1moreのイヤホンに魅力を感じるようになりましたね。ちなみに3機種の中で個人的に好きなイヤホンはEO323です!!この中では個性的なサウンドで一番魅力を感じました(^^)/多分今後買うことになるのではと思います。
では今回はここで失礼します。また次回にお会いしましょう♪