中華ハイブリッドイヤホン界の決定版!? MaGaosi「K3」
皆さんこんにちわ!!本日は私が以前絶賛したMGS-M1を販売しているMaGaosi のフラッグシップモデル「K3」をレビューしていきます。MaGaosiはハイブリッドドライバーを搭載したイヤホンを主に販売しており、そのどれも出来が良いとネットでは話題となってます。
今回のK3はフラッグシップモデルとあって、ダイナミックドライバーにはグランフェンという最先端のものを使用し、バランスド・アーマチュアドライバーは2つ搭載した3way方式を採用。さらにハウジングも金属製でしっかりとした作りとなっていて、作り込まれている印象が強いです。そのデザインに惚れたことと、MGS-M1やMGS-BK50が素晴らしい出来だったので、MaGaosiのイヤホンは素晴らしいに違いないという思いから購入することを決めました。
なお、今現在K3は新しいモデルが販売されており、フィルタ交換による音調整が可能になったそうです。音的な違いは無いようなので、このレビューも参考になるのではなと思います。
[外観デザイン]
[スペック]
タイプ: カナル式
ドライバー: グランフェンダイナミックドライバー1基+バランスド・アーマチュアドライバー2基
リモコンマイク:なし
色: ブラック、シルバー
インピーダンス: 16Ω
ケーブル長さ: 1.2m(Y型)MMCXリケーブル対応
感度: 120dB
プラグ:3.5mm金メッキ ストレート型
再生周波数帯域: 20-30000Hz
[音の評価]
◆試聴環境
DAP(デジタルオーディオプレーヤー)はiphone4sやXperiaZ3のスマホを主に使用します。
◆試聴曲
試聴曲は主に「believe/Kalafina」「RAY/BUMP OF CHICKEN」「Who What Who What/凛として時雨」「ピアノ協奏曲第2番/ラフマニノフ」「R.Y.U.S.E.I./三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」「エンヤ/Only Time」を使用しました。各曲はYoutubeでリンクしておりますので、私の感想と各自で所有するイヤホン(出来ればEarPodsが望ましい)を聞いて、音の違いを想像してもらえたらと思います。
◆リファレンスのイヤホン(基準となるイヤホン)
このブログのリファレンスイヤホンはApple社のEarpodsを使用してます。このイヤホンと聴き比べした上で、音の感想を述べてます。
※エージング(音楽を鳴らし込むこと)は100時間をかけています。
[音のバランス]
低域(ベース、ドラムバスなど)
★★★★
中域(ボーカル、ピアノなど主要な音)
★★★★
高域(シンバル、ハイハットなど)
★★★★☆
[音質]★★★★★
まず、音の抜けの良さと透明感のあるどこまでも伸びていくような音に感動しました。音の粒が鮮明に見える感じですね♪さらにMGS-M1(レビュー )で不満に感じていた高域の刺さりもほぼ無く、楽器やボーカルの距離も程よいです。音のバランスは高域寄りなのですが、刺さらない程度までに上手くチューニングされている印象を受けました。「believe/Kalafina」のような複数女性ボーカルものを聞くと、各声を聞き分けることが出来、声の付帯する音もしっかりと聞こえて惚れ惚れしてしまいました^^また、高域よりとは言え、低域の量もしっかりしており、「R.Y.U.S.E.I./三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」のようなEDM系だとサブベース(低域が強調される音)が流れるところも楽しくノリノリに聞けますw
上のように語りましたが、全体的な音質を一言で表すならば「バランスの取れた元気なサウンド」と言えます。どの曲も尖った鳴り方になりづらく、程よいバランスでややハキハキとしたサウンドを奏でてくれますね。さらに装着感の良さからから、付けている感覚は装着時間が長くなればなるほど無くなります。これは特筆ものです♪
音の方に関しては欠点と言える部分が無いくらい良い出来だと思います。なので欠点というよりかは気になった点について書きます。
まず、曲によっては中高域の音の刺激がやや強く、やかましいと感じる点ですね。ダンスミュージック系の曲や打ち込みの激しい曲などでたまに感じました。音圧がやや大きく、刺さっている印象とは違いますね。そういう場合は、イヤーピースを付属してあるフォーム製のものを使うと、元気さと鮮明さはやや失われるものの、やかましさを軽減できます。
そして、ゆっくりとした曲や暗い曲には合わないかもしれません。バランスのとれた音と言っても、元気なサウンドなため上に示したようなジャンルの曲が、皆明るい曲調に聞こえる時がありました。どちらかと言うとこのイヤホンは疾走感のある曲や明るい曲の方が合うのかもしれませんね。
つまりこのイヤホンの特性をまとめるとこんな感じです。
◯「バランス取れた元気なサウンド」でやや高域寄りの音作り。
◯透明感のあるどこまで伸びていくような音で、各音の粒が鮮明に感じる。
◯音場は広めで、低域の量感も感じられるので窮屈さはほぼ感じない。付けている感覚が無いくらいつけ心地も良い。
◯基本的に欠点と言える部分は無いものの、曲によってはイヤーピースを調整する必要があるかも。
[他機種との比較]
今回から他機種との比較の項目も行ってみたいと思います。私の知り合いでもあるBrilliant Dragonさんが是非ともLZ-A4と比較してくれと言われたのもありますが、その方が見ている方にも音の違いがより鮮明に分かると思いましたので(^_^;)
今回はK3と同じ機構である1D+2BAの3Way方式のイヤホンと比較していきます。
LZ-A4(背面フィルターは黒、ノズルは赤を使用)
音のバランスや自然な音域、明瞭度で比較するならばLZ-A4の方が上。A4を聞いてからK3を聞くと、K3の方がややハキハキとした元気なサウンドであることが強調されて、音の粗さを少し感じてややバランスが破綻しているように聞こえてしまう。しかし記事執筆時点でA4が約2万2000~5000円、K3が約1.5万円で買えるならば、この価格さを埋める程度にK3の方も相当レベルが高い。解像度(クリアさ)も良い勝負をしている。元気で低域もあり、ハキハキとしたサウンドを選ぶならK3、音のバランスや自然な音域を選ぶならA4といった印象。
DQSM D2002[D2](ノズルは白<フラット重視>を使用)
D2と良い勝負をしている。音場の広さならばD2の方がやや上に感じることもあるが、ほぼ互角な印象。D2の黒フィルタを使った時のようにK3も中高域の音がやかましいと感じることはあるが、D2が約2万円、K3が約1.5万円と価格差を考えるとK3の方を選択する人は多そう。フラットで音場の広さで取るならD2、元気さを取るならK3。
MusicMaker TK13
K3と傾向が似ている。TK13の方がK3よりも低域がやや少なめな印象。K3を聞いた後にTK13を聞くとややもやにかかった音に感じるため、K3の方が明瞭度高め。TK13とK3(旧モデル)は価格差がそこまでないので、素直にK3を買ったほうが良いと感じる。
[全体評価]★★★★★
全体として、とりあえず音抜け・バランスが良くてやや高域よりのイヤホンが欲しい人には是非とも買って欲しいイヤホンですね!!音の粒が明瞭で装着感も抜群に良いので、普段オーディオに精通していない人でもオーディオが詳しい人でも概ね満足はすると思います。音だけでなく、イヤホンのハウジングの作りも大分良いので満足すること間違いないでしょう。MGS-M1やBK50を使っている方でステップアップしたい方にも是非オススメです。
なお、今現在販売されているK3は全て新モデルに置き換わったようですが、感想を見るに旧モデルとそこまで大差はないと最後に伝えておきます。なお新しいモデルはBrilliant Dragonさんが丁寧なレビューを執筆されているのでこちらもご参考に。
では今回はこの辺で失礼します。次回にお会いしましょう♪
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