小さくて装着感も良い♪音も馬鹿に出来ない!! ZERO AUDIO「ZN-DX200-CT (CARBO TENORE)」 レビュー
皆さんこんにちわ♪今回は私をオーディオ沼へと追いやった戦犯、ZERO AUDIO「ZN-DX200-CT(CARBO TENORE)」のレビューを行いたいと思います。
このイヤホンは以前ににも簡易的なレビューしていますが、このブログを始めたばかりに書いたもので、まだレビューとしての体裁や書き方もよく分からないまま書いており、今見てみると分かりづらい・・・と思いました(^_^;)ありがたいことにこうした過去の記事も見る人も多いみたいなので、改めてきちんとしたレビューをする次第です。
なおこちらはヤマダ電機にて3300円程度で購入しました。
[外観デザイン]★★★★★
さて、今回は所持しているイヤホンが大分前ということもあり、パッケージが残っておりません・・・なのでパッケージや付属品などの写真は以下のリンクを貼っておきますので、こちらを参考にしてもらえたらと思います。
In-Ear Zero Audio - Tenore - Munkong Gadget Webboard(タイ語)
イヤホン本体のハウジングはアルミとカーボンを組み合わせたものになっていて、カッコいいと思います♪本体も小さくて小ぶりですね。なお、LR共に形が同じなのでどちらがLかRか分かりづらい時もあると思います(特に暗闇の時など)。その時は、スライダーの左側に点が3個ありますのでそれを触れば分かると思います。
ケーブルも他のイヤホンと比べると大分細く感じます。筐体から出ているケーブルを見るとやや耐久性が不安にもなりますが、ちゃんと丁寧に扱えば大丈夫だと思います。そしてZERO AUDIOのケーブルとして大きな特徴でもある取り回しが素晴らしいです♪スルスルしており、絡まることも無いと思います。流石は元々線材メーカーなだけありますね(*´∀`*)
分岐部はゴムの樹脂のようなもので出来ており、ZERO AUDIOの文字が掘られています。スライダーが付いており、絡まらないような工夫をしてありますね♪先ほども述べたようにスライダーの左側には点が3つありますので、それを触ればL側がどちらかがわかりますね♪ZERO AUDIOの公式ツイッターによると意匠登録してるほどこだわりを持っているそうですよ(*´∀`*)
今日は3点ドット付スライダーについてのご案内です。収納時にイヤホン本体側にスライドしておくと3点ドットに触わることでL/左サイドの判別ができてとても便利です。もちろんコードのからまりやタッチノイズ防止の機能もあります。<意匠登録済> pic.twitter.com/QDaAOcqRHO
— ゼロオーディオ ZEROAUDIO.jp (@ZERO_AUDIO) 2016年3月25日
ジャック部はL字型になっていて、こちらもゴムの樹脂のようなもので出来ているようです。他のイヤホンと比べると大分細く作られていて、個性を感じます。
デザインの総評としては、パッケージも見栄えが良くイヤホン本体の作りもしっかりとしているなと思いました♪ハウジングのカーボン柄に惚れる人も多いのではないでしょうか。ただし、本体の小ささとケーブルの細さによって、耐久性にやや不安を覚える所はありますね。しかし、このことはZERO AUDIO社も認識しているようで、公式ツイッターにて以下のように述べてます。
イヤホンコードについてご案内します。当社の祖業はケーブルです。したがってイヤホンコードにも並々ならぬこだわりがあります。ゼロでは伝送ロスの少ないOFCという純度の高い無酸素銅を使用しています。
— ゼロオーディオ ZEROAUDIO.jp (@ZERO_AUDIO) 2016年3月7日
(つづき1)コードについては「やわらかさやしなやかさも大切な性能」というポリシーで設計を行っています。時に「細いから切れそう…」というご指摘をいただくことがありますが、ゼロのコードには介在と呼ばれる強い補強材をより合わせてあるので簡単に断線してしまうことはありません。
— ゼロオーディオ ZEROAUDIO.jp (@ZERO_AUDIO) 2016年3月7日
(つづき2)また、プラグや接続部の樹脂モールド内部にも特別な樹脂でしっかり補強し、厳しい耐久試験を繰り返してスペックを決定しています。
— ゼロオーディオ ZEROAUDIO.jp (@ZERO_AUDIO) 2016年3月7日
(つづき3)しかしながら、いずれにしても想定以上の強い力が加わってしまうとどんなに丈夫な構造にしていても持ちこたえられないこともある、ということだけはどうかご承知おきください。 pic.twitter.com/EMzqkbs60G
— ゼロオーディオ ZEROAUDIO.jp (@ZERO_AUDIO) 2016年3月7日
これを見ると本業の線材メーカーである誇りを感じられますね。普通に使用していれば、そう簡単には断線はしないと自負しています。ただそれでも想定外の力がかかれば壊れることもあると最後に述べています。これはどの製品でもしょうがないですね(^_^;)
[スペック]
タイプ: カナル式
ドライバー: 5.78mmダイナミック・ドライバー1基
リモコンマイク:なし
色: ブラック
重量: 3.2g
インピーダンス: 16Ω
ケーブル長さ: 1.2m(Y型)OFCコード
感度: 102dB
プラグ:3.5mm金メッキ L型
再生周波数帯域: 8-24000Hz
[音の評価]★★★★★
◆試聴環境
DAP(デジタルオーディオプレーヤー)はiphone4sやXperiaZ3のスマホを主に使用します。
◆試聴曲
試聴曲は主に「believe/Kalafina」「RAY/BUMP OF CHICKEN」「ピアノ協奏曲第2番/ラフマニノフ」「R.Y.U.S.E.I./三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」「エンヤ/Only Time」を使用しました。各曲はYoutubeでリンクしておりますので、私の感想と各自で所有するイヤホン(出来ればEarPodsが望ましい)を聞いて、音の違いを想像してもらえたらと思います。
◆リファレンスのイヤホン(基準となるイヤホン)
このブログのリファレンスイヤホンはApple社のEarpodsを使用してます。このイヤホンと聴き比べした上で、音の感想を述べてます。
※エージング(音楽を鳴らし込むこと)は100時間以上かけています。
低域(ベース、ドラムバスなど)
★★★☆
中域(ボーカル、ピアノなど主要な音)
★★★★☆
高域(シンバル、ハイハットなど)
★★★★
まず聴いてみると、「音が鮮明で奥の音まで聞こえる」と思いました♪EarPodsと比べるとクリアで、閉塞感もそこまで感じず、立体的に感じます。EarPods聞こえなかった音が聞こえるようになりました(*´∀`*)特にボーカルなどの中域の響き方が逸材ですね。ビブラートの響き方は癖になりそうですwまた、ロックなどを聞くとシンバルの鳴り方がまず違います。EarPodsでは後ろで地味に鳴っていたシンバル音が、前に来てしっかりと「シャンシャンッ!」と聞くことが出来ます。TENOREの鳴り方が個人的には自然に感じました。そして、ダンスミュージックや打ち込み系の音楽を聞くと、そのクリアさに圧倒されると思います。音にメリハリがあり、EarPodsよりも音の広がりをより広く感じることが出来るでしょう。
そして、このTENOREのモデルには兄弟機の「DX210(CARBO BASSO)」というイヤホンも存在しており、TENOREは小型低音モデル、BASSOは重低音モデルとなっているので、一見するとTENOREは低音が少ないと感じると思います。しかし、実際聞いてみると以外にもきちんと出ていて、EarPodsとほぼ同等の量は出ていると思いました♪イヤーピースをきちんと選定して、耳の奥にやや突っ込むように装着すれば低域は出ると思いますよ~
と、ここまで聞くと良いことづくしでバランスが悪いので、TENOREの気になった点を述べたいと思います。先ほど低域は少なくないと言ったものの、このイヤホンは中域や高域の方に比重が傾いているので低域が負けている印象です。つまり耳元でガンガンと鳴るタイプでは無いので、激しいロックやダンスミュージックを聞いて、心を激しく荒ぶらせて震わせてくれるイヤホンが欲しいという方には合わないですね。やや薄っぺらいものとなってしまいます。
そしてそれに関連しますが、聴き始めは大分感動しますが聴き続けていくと音が軽いことに気づきますね。線が細い感じです。つまりクラシックなどで重厚な響き方を求めている方にも合わないかなと思いました。
つまりこのイヤホンの特性をまとめるとこんな感じです。
◯音は低域もやや出ているが、中高域重視の音色。
◯音はクリアでEarPodsでは聞こえなかった音も聞こえる。
◯音楽全般何でも向いていると言えるが、音をガンガンと鳴らしたり、重厚に鳴るものではない。どちらかというとボーカルや明るい音色を聞くためのもの、もしくはモニター向け(音楽制作などで音を的確に確認するためのイヤホン)。
[装着感・音漏れなど]
装着感は、適切なイヤーピースのサイズを選び、きちんと耳に押し込むように装着すれば、違和感なくきちんと装着出来ると思います。特にこちらのTENOREは本体が小さいので、他のイヤホンよりも装着感は良いと思います♪
音漏れそこまで漏れはしないと思います。iphoneの音量で5~6割程度ならば、音漏れする心配は無いでしょう。
遮音性はイヤーピースをやや奥に突っ込むように装着すると、外音はやや遮断できますね。
[全体評価]★★★★★
全体として、3000円前後でバランスが取れており、どんな音楽でもクリアに聞きたい人にとってはまさにベストバイなイヤホンだと思いました。外観デザインに関してもパッケージから良く出来ており、アルミとカーボン製でカッコよく、ケーブルの取り回しの良さが逸材なので、大体の人は満足するのではと思います。プレゼント用にも最適ですね♪ただし、重低音や重厚さを求める人にはオススメ出来ないと思います。そういう人にとっては★4か3くらいまで下がるかもしれません。そういう方は兄弟機のBASSOの方が合うと思います。
付属イヤホンのステップアップや、リスニング用・モニターのイヤホンをお探しの方には特にオススメできるイヤホンの一つではないでしょうか。
ということで今回のイヤホンもいかがでしたでしょうか。ちなみにこのイヤホンが販売されてからもう4年が立つんですね( ゚д゚ )早いwそれでもなおこのイヤホンは毎年VGPというコンテストで毎年受賞しており、長年皆に愛されてるイヤホンの一つだと思いました。これからも長く愛されるイヤホンになってほしいですね♪
では今回はこの辺で失礼します。次回にお会いしましょう(*´∀`*)
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