あずれのヘッドホンブログ

自身で購入したイヤホン・ヘッドホンのレビューや、他のサイトやSNSで話題になっているイヤホンを紹介します。基本的にイヤホンのレビューはAppleのEarPodsと聴き比べて行ってます。

radius「Ne HP-TWF31,TWF41」レビュー

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 radiusの高価格イヤホン「ドブルベシリーズ」2機種を比較レビューします!!右側の黒いイヤホンが「TWF31」、左側の赤いイヤホンが「TWF41」となります。

 またまたradiusさんのご好意から試聴機を約4週間ほどお借りしました。日常で使ってみて、感じたことを踏まえつつ、レビューしてみます♪

 (前回のレビュー)

 

 この記事の企画は、私からツイッターの「radiusの中の人(Twitterリンク)」にお願いして成り立ったものです。今回も快く快諾して下さいました。本当に感謝いたします。

  今回は各機種を紹介した後、簡単な比較を行い、まとめをしようと思います。

 

 

◆試聴環境
 使用DAP(デジタルオーディオプレーヤー)はiphone4sやXperiaZ3のスマホを使用します。理由としては今現時点で音楽を聞く人が何で聞くかと考えた時、スマホが一般的だと思ったからです。

 

◆試聴曲

 試聴曲は主に「heavenly blueKalafina」「Roots/UVERworld」「RAY/BUMP OF CHICKEN」「ピアノ協奏曲第2番/ラフマニノフ」「You've Got 2 Get Me/Sota Fujimori」「桜花抄/天門」を主に使用しました。

 

 

 TWF31

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 今現在家電量販店などでは35000円程度で販売中。

 

[音のバランス]

 低域(ベース、ドラムバスなど)

  ★★★☆

 中域(ボーカル、ピアノなど主要な音)

  ★★★★

 高域(シンバル、ハイハットなど)

  ★★★★☆

 

[音の評価]★★★★☆

  音の傾向はフラット~カマボコ系で、非常に上品な音色を奏でてくれます。カッチリとした音というよりかは少しウォーム(あたたかみのある)の感じがあります。中高域にフォーカスが当てられており、自然にキラキラとした綺羅びやかな感じを受けます。やや高域が強めに出ており、シンバルやサ行などの超高域が刺さる時もありましたが、聴き続けていればそこまで気にしなくなります。
 解像度は価格なりの高さは出ていますね。ものすごく高いというわけではありませんが、聞くには丁度いい解像感だと思います。これ以上高くすると音が変にクリアとなってしまって、聞き疲れも起きますからね。ずっと聞いてられるようにチューニングされているなと感じました(*´∀`*)
 ロックなどを聞くとシャリついてる感じがありますが、ギターやドラム、ボーカルなど全ての音が細かく奥まで聞こえてくるのは圧巻ですね。分離も素晴らしいです(・∀・)
  このイヤホンに向く音楽としては中高域にフォーカスが当てられているので女性ボーカル系やアンビエイト、シンセなどを使った打ち込み系、クラシックの音楽にも向くと思いました。
 
[装着感など] 
 筐体自体が大きいので装着感に不安を覚える人もいると思いますが、思ったよりも装着感は良いですね。イヤーピースさえ選定を間違えなければ、きちんとフィットしてくれると思います。
 遮音性は普通のカナル型と同等で、そこまで遮音出来るわけではないと感じました。音漏れの方は普通のカナル型と同等ですね。iphoneでいうと音量6割程度、xperiaでいうと音量8割程度までなら大丈夫だと思います。
 このイヤホンの気になる点として、タッチノイズが起こりやすいこととタッチノイズを軽減するためのシェアがけが出来ないことですね。
 

 TWF41

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 今現在家電量販店などでは45000円程度で販売中。

 

 

[音のバランス]

 低域(ベース、ドラムバスなど)

  ★★★☆

 中域(ボーカル、ピアノなど主要な音)

  ★★★★

 高域(シンバル、ハイハットなど)

  ★★★★

 

[音の評価]★★★★★

 音の傾向はフラット~カマボコ系で、TWF31(以下31)よりもよりカッチリとした音色に仕上げてきている印象を受けました。しかしそのカッチリさの中にもウォームさもきちんと残しており、親しみの持てる優しい音色を奏でてくれます。中高域にフォーカスが当てられているのは変わらず、31よりもさらに上品に仕上げてきた感じです。31で気になっていた超高域の刺さりも改善され、さらに解像感を少し上げたような印象を受けました。
 解像度は先程の31よりもやや高くなり、よりモニター的な感じになったと思いました。どんな音も逃さないぞと言わんばかりの解像感です。音の分離も素晴らしいです。
 このイヤホンに向く音楽としては先ほどと同じく中高域にフォーカスが当てられているので、女性ボーカル系やアンビエイト、シンセなどを使った打ち込み系、クラシックの音楽にも向くと思いました。
 

[装着感など] 

 こちらはTWF31と一緒ですね。筐体自体が大きいので装着感に不安を覚える人もいると思いますが、思ったよりも装着感は良いですね。イヤーピースさえ選定を間違えなければ、きちんとフィットしてくれると思います。
 遮音性は普通のカナル型と同等で、そこまで遮音出来るわけではないと感じました。音漏れの方は普通のカナル型と同等ですね。iphoneでいうと音量6割程度、xperiaでいうと音量8割程度までなら大丈夫だと思います。
 このイヤホンの気になる点として、タッチノイズが起こりやすいこととタッチノイズを軽減するためのシェアがけが出来ないことですね。
 
 
 
 
[まとめ]
 簡単にですが2機種をまとめましたがいかがでしたでしょうか。ちなみにですが前回と同じく2機種を人間で表すと
 
TWF31「個性がある優等生」
TWF41「完全無欠の優等生」
 
でしょうか。説明すると基本的に両機種ともに優等生のような万能型です。しかし31はややシャリつきのある音で、ここに個性がある印象を受けました。41は31にあったシャリつきも無くなり、より解像度も高くなったことで欠点といえる欠点が見つからなくなりましたwシャリつきが欲しい人は31、シャリつきがいらず解像度が高いほうが欲しい人は41な感じですね。
 
 ちなみに私が購入するとしたらTWF41ですね♪シャリついた音よりも、やはりバランスのとれた41の音が素晴らしいと感じてしまいます。しかし31の音もそれはそれで素晴らしいのでそこは好みの差だと思いました。
 
 今回も全てを聞いてみて、今までの低中価格帯のイヤホンと比べると、大分万人的で良質なイヤホンだと思いました。ラディウスさんの音作りには今まで以上にとても魅力を感じましたね!!是非今後も色々なイヤホンを開発してくれたらと思います。

 今回も荒い終わり方になってしまいましたが、レビューを終えたいと思います。ラディウス様、本当にありがとうございました!!