radius「HP-NEF11,NEF21,NEF31」 レビュー
radiusの低価格イヤホン「ピュアスタンダードシリーズイヤホン」3機種を比較レビューします!!青色が「NEF11」、赤色が「NEF21」、黒色が「NEF31」となります。
radius様のご好意から試聴機を約3週間ほどお借りしました。日常で使ってみて、感じたことを踏まえつつ、レビューしてみます♪
この記事の企画は、私からツイッターの「radiusの中の人(Twitterリンク)」にお願いして成り立ったものです。返事も迅速で快く快諾して下さり、お願いした次の日には手元にこの3機種が届いていてビックリしました( ゚д゚)本当に感謝いたします。
※ここから余談などがしばらく続くので、音の評価だけを見たい方は飛ばして下さい。
そもそも何故この機種を自分が興味を持ったのかというと、約1年前eイヤホン秋葉原店に行った時に、ちょうどRadiusの試聴会をやっておりまして。その時にこの3機種を聞く機会があったのですが、その時は試聴も数分しかしてなかったのですね。しかもそれでRadiusの人に「音は良いと思うけど似たような音のイヤホンなら他にもありそうだから、もっと他の音色にした方が良い」とか偉そうなこと言っていたような・・・radius様、あの時は申し訳ありませんでした(._.)
1年前はまだ様々なイヤホンに触れて間もない頃で、radiusの3機種もちゃんと聴きこんでいなかったけど全体的に音は良かったなよなぁーと今になってふと思い出し、3機種比較レビューをしてみたいと思った次第です。
ではレビューをしていきたいと思いますが、ピュアスタンダードシリーズイヤホン全体の特徴や特色について公式サイトの情報を参考にお話しますね。
この3機種はNe(New ear)シリーズとして2013年12月に発表、発売されました。テーマは「ラディウスの持つ上質で信頼性の高い製品造りを大切にした音へのこだわりを受け継いだもの」だそうです。確かにこの3機種に触れてみて、そのこだわりはよく感じられたと思いましたね♪
そして、製品としての特徴は「ディープマウントイヤーピース」「アジャスタブルポート」の2つだそうです。
①「ディープマウントイヤーピース」
「新形状のディープマウントイヤーピースは従来型とは異なり、耳のより奥でイヤーピースがフィットするため、安定した装着感と豊かな低音再生を実現します。」
・・・と公式サイトそのままの文章を引用しましたが、従来のイヤーピースとは違ってイヤーピースの外側の経が内側に入っているのが特徴ですね。私も実際に装着してみて感じましたが、イヤーピースのサイズが合えば耳に吸い付くかのようにしっかりとフィットしました♪外すときは吸い付きすぎて中々外れないこともありましたけどねw
radius様、イヤーピースだけでも販売しないですかね・・・(゜ロ゜)
②「アジャスタブルポート」
「アジャスタブルポートにより、イヤーピースの装着位置を2段階で調節できます。自分の耳にしっかりフィットさせることで低音再生能力を高めます。」
・・・こちらも公式サイトのものを引用です。この2段階調整が可能なおかげで、よりフィット感が増し低音の量を調整することが出来ることが特徴のようです。私は低音をあまり感じたくない時は手前に、低音をより感じたいときは奥側と使い分けてましたが、とても便利な機構だと感じましたね♪でも結局そこまで考えずに奥に突っ込んで使って低音を楽しんでいたことの方が多かったですけど。
公式サイトの情報ではこの2つが大きな特徴ですが、私が実際に使ってみて発見した共通した特徴もあったので紹介します。
③取り回しの良いケーブル
低価格イヤホン共通の悩みですが、ケーブルに癖がつきすぎて絡みやすいということが挙げられます。しかし、この3機種においてはとても滑らかなケーブルを利用していて、癖もつきづらいのでとても取り回しの良いケーブルと言えます♪私が愛用しているZERO AUDIOのイヤホンも取り回しが良いのですが、それと同等の取り回しの良さを体感しました。
④プラグは斜め型
プラグは直線型やL字型ではなく、その中間の斜め型を採用しています。直線型とL字型両方の特徴を持ったことによってプラグ付近の断線を防ぎ、より長持ちさせようということだと思います♪
以上が「ピュアスタンダードイヤホンシリーズ」の大まかな特徴となります!
では前置きが大分長くなってしまいましたが、ここからNEF-11、NEF-21、NEF-31と順番にスペックや音の特徴を紹介していきます。
なお試聴のデジタルオーディオプレーヤー(DAP)にはiphone4sやXpreiaZ3などを使用しました。試聴曲は主に「heavenly blue/Kalafina」「多数決/amazarashi」「Fauna/Shingo Nakamura」「Arrietty's Song/セシル・コルベル」「ピアノ協奏曲第一番/ラフマニノフ」を使用しました。
NEF11
ドンシャリ系の音色。一言で表すなら「どんな曲でもバランス良く鳴らしてくれる優等生」なイヤホン。バランスの取れたドンシャリな音色で、聞き疲れがあまりない。癖もそこまで無いので3機種の中では一番扱いやすいイヤホンだと感じます。
低域は家や静かな場所で使うと少し強めに感じるが、電車や通勤途中で使うとバランスのとれたマイルドな低域になります。外使い用に調度良いと思いました♪
サ行や超高域部分では若干刺さる部分もあり最初は気になりますが、許容範囲です。聴き続けているとそこまで気にならなくなりますね。
どんな曲でもそれなりに癖のないように聞きたい方にはオススメのイヤホンだと思いました。得意なジャンルはポップ系やロックなど、比較的大衆に広く広まっている音楽ですね。
NEF21
元気なドンシャリ系の音色です。一言で表すなら「パワフルで綺羅びやかな音を奏でてくれるイヤホン」でしょうか。NEF11と構造はそこまで変わっていないはずなので、ドライバーが大きくなったことと「プレシジョンアコースティックレジスター構造」による音の変化ということでしょう♪
まず聞いてみて感じたのは一言の方でも言いましたが音の刺さりですね。曲によっては刺さりませんが、刺さる曲にはこれでもか!!と言われんばかりの刺さりようです( ゚д゚)しかしこの刺さりは低価格帯によくある嫌な刺さり方ではなく、聴き続けていくうちに不思議と気にならなくなってきました。これは面白い音作りですね♪音を綺羅びやかにさせているがゆえにあえて刺さるような音色にしていると感じました。中域の綺羅びやかな音はとてもクセになりそうです(・∀・)
低域はNEF11よりも若干強くなり、ドンシャリ成分が強化された感じです。この低域のおかげで音全体がパワフルに感じますね。
得意なジャンルはロックやダンスミュージックなど、力強い音を必要としている音楽に適していると思いました。
NEF31