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あずれのヘッドホンブログ

自身で購入したイヤホン・ヘッドホンのレビューや、他のサイトやSNSで話題になっているイヤホンを紹介します。基本的にイヤホンのレビューはAppleのEarPodsと聴き比べて行ってます。

Venture Electronics「VE ZEN(BlackEdition)」  レビュー

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 Aliexpressのセラー「Venture Electronics」で売られているインナーイヤー型のフラッグシップ機「VE ZEN」の線材がCardasケーブルとなっているものです。今現在358ドル(約4万円)で販売されています。

 

 このイヤホン、実は購入したわけではありません。VE MONKを多く注文しEMS発送で送ってもらったのですが、セラーが間違えてこちらの商品を送ってしまったそうです。返品を前提として試聴とレビューしても良いかとセラーのLeeさんに聞いてみた所、快く快諾していただけました。
 
 ということで返品する前にここに出来る限りの情報を残しておくべく、レビューをしたいと思います。
 
 
購入リンク

 
 
 こちらのイヤホンはVenture Electronicsが、音質を最大限に極めたインナーイヤー型イヤホンを目指して作られたものです。こちらは
 
「スタンダードモデル」 135ドル 通常のモデル
「BlackEditionモデル」 358ドル 線材にCardasケーブルの高級品を使用したモデル
「BalancedEditionモデル」 178ドル バランス端子を搭載したモデル
 
の3つのモデルが販売されていて、購入者の志向に合わせて購入する事ができます。線材が変わるだけで200ドル近くも値段が変わるんですね・・・オーディオは本当に恐ろしい。
 
 
 
[デザイン]★★★☆
 パッケージデザインは特に無く、付属品などは全てチャック袋に入っていました。イヤホン本体はペリカンケースの中に収められており、その中に本体もチャック袋に収められている状態でした。

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 このチャック袋からイヤホン本体を取り出してみると、イヤホンの線材がとても固いのかバネのようにピョンっと飛び出してみて、写真のような状態になりました。これを見ても分かる通り、とても取り回しは今までのイヤホンの中で悪い方かなと思います。外で歩いて使用してみると、歩くごとに振動で線材ががピョンピョン跳ねて、服に擦れる音が聞こえますね。なので付属品にもついてきますが、外で扱う人はイヤホンクリップは必須です。家で聞く分には問題無いと思います。

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 イヤホン本体のデザインはVE MONKとそっくりですね。色が黒系のスモークがかかったものになっていて、MONKと違い中身が見えるようになっています。

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  分岐部は透明な熱収縮チューブでまとめられています。

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 プラグは銀色の高級感溢れるものが使用しています。恐らく高級なものだと思われます。

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 同梱品はZEN本体、MONK本体、スポンジが4セット、ペリカンケース、イヤホンクリップ2つ、シリコン製イヤーフック(大、小)となってます。

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[音のバランス]
 低音(ベース、ドラムバスなど)
  ★★★★
 中音(ボーカル、ピアノなど主要な音)
  ★★★★☆
 高音(シンバル、ハイハットなど)
  ★★★

[音の評価]★★★★★
 視聴環境はiphone4s + Fiio E01で行ってます。なお、このイヤホンはインピーダンスが320Ωととてつもなく高く、普段聞いている音量では適切な音量が取れません。今回は9割程度でやっと適正な音量が取れました。
 他のDAPでも色々と試しましたが
 
XperiaZ3・・・音量最大でも適正な音量が取れず。
CD Walkman D-NE820・・・音量8割程度で適正な音量が取れる。
NW-736F・・・音量最大でギリギリ適正な音量が取れる。
 
 と、殆どのDAPでなんだか心持たない結果となりました。貧弱なアンプやDAPしか持ってないので、VE ZENの本領を発揮できていない状態でのレビューとなりますが、そこを承知の上で見て頂けると助かります。
 
 
 試聴曲は主に「heavenly blue/Kalafina」「多数決/amazarashi」「ピアノ協奏曲第2番/ラフマニノフ(演奏:ベントム・グレンザー)」「You've Got 2 Get Me/Sota Fujimori」を使用しました。
 
 
 音の傾向は低音の表現がとてもリアルで全体的に濃密な音を奏でてくれるイヤホンですね。結構かっちりとした音だと思います。中音にフォーカスが当てられており、それに付随して量感のある質の良い低音が重なりあい、普通のインナーイヤーでは体感できないリアルな音を体感する事ができます。
 このイヤホンの大きな特徴は低音にあります。低音の奥の奥まで音が聞こえ、とても硬質で重厚な音を奏でてくれます。インナーイヤー型は普通、カナル型と違い低音が比較的軽快にしか鳴らせないものが多いイメージがありますが、このZENはそのイメージを払拭し、こんなにも濃密で豊かな低音を鳴らせるぞと訴えかけられているような感じですwまた、ピアノやチェロ、ドラムのタム、ベース、トランペットなどの音が細かく分離されており、本来はこんな音を奏でてくれていたんだとハッとさせられる場面が多かったです。今まで聞いてきたイヤホンの中でここまで細かく低音の違いを聞けたイヤホンは初めてかもしれないです。なお、付属のスポンジを被せて聞くと低音が少しおさまるので、低音がやかましすぎると思ったらスポンジをか被せることをオススメしたいですね。私は何も付けない方が好みですが。
 低域がそこまで凄いとなると不安になるのが中音と高音ですね。低域が凄いと基本的にマスクされてしまい、中高音が埋もれがちになることが多いのですが、このZENでは中音はその低音に負けず、低音よりも前に出ており綺羅びやかな中音を奏でてくれます。「You've Got 2 Get Me」ではギターがとても鮮明で豊かな低音と相まって力強い音を奏でてくれました。サ行も刺さることはありませんし、とても質の良い中音だと思います。
 高音は音数が増えると他の音域に比べてやや埋もれがちかもしれないですね。しかしシンバルのハイハットなどは後ろでちゃんと鳴っていることは分かるので、音数が多くないものなら問題ないかと思います。自然な感じです。
 
 なお、生音系の曲を聞くと声の息遣いや楽器の擦れる音なども聞こえきてとてもビックリしました・・・ZENの強力なネオジム磁石ドライバーがそうさせているのでしょうか。
 
 解像度は物凄く高いというわけでもなく、良いと感じる程度です。MaxellのRF500でも感じた自然に良いと感じる程度です。なので聞き疲れもなく、ずっと聞いてられるイヤホンだと感じました。
 
 このイヤホンはどの音楽にもそれなりのポテンシャルで聞けると思いますが、ベースやチェロ、ドラムのタムなど低音が中心の音楽にとても合うと思いますね。ダンスミュージックなどにも合いそう。
 
[その他]
 装着感は普通のインナーイヤー型イヤホンとして、良いと感じます。付属のスポンジを被せれば、よりしっかりと固定できて頭が動いても落ちる心配はないと思います。しかしイヤーフックだけは被せても装着感は良くならなかったのであまりオススメしません。
 
総合評価 ★★★★★
 癖になりそうな低音の豊かさ、楽器の生生しさを堪能したい方、カナル型は嫌だけどインナーイヤー型で低音を膨大に感じたい方にはおすすめの機種です。誰にでもオススメできるというわけではないですが、この質の良い音は誰もが夢中になること間違いないと感じました。さすが4万もするイヤホンですね・・・
 
 今回VE ZENをレビューする上で一番の疑問は、スタンダードモデルのZENとどのように音が違うのかですね。この音が出せているのはCardasケーブルのおかげだと感じているので、スタンダードモデルの線材ではどんな音なのかが気になってしょうがないですw恐らくですがVE ZENのスタンダードモデルも手にする時が来るでしょうね。
 
 
 大分走り書きになってしまったのですが、今回のレビューは以上です。興味を持った方は是非とも購入を検討されてみてはどうでしょうか(・∀・) 
 
 
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