パワフルで骨太なサウンドが魅力的♪ DZAT「DT-05」レビュー
皆さんこんにちわ!!本日はDZAT期待の新機種「DT-05」のレビューをしていきますよ♪DZATといえば中華イヤホンの中でもメジャーなメーカーであり、最近では伊東屋国際さんが国内正規代理店になったことで話題となりましたね。DZATが販売する機種はパッケージから外観デザインまでよく作りこまれており、音の出来も大分良いので購入した人の感想を見ても、あまり不満が出てない印象をうけます。
今回のDT-05はメーカー初のデュアルダイナミックドライバーを採用しており、外観も今までにない独特なものとなってます。個人的にこのデザインに惚れたことから今回購入することを決めましたw果たして音のほうはどうなっているのか楽しみです。
[デザインの印象]★★★★★
まずパッケージデザインは黒を基調としており、真ん中に緑のエンボスが施された商品名、下に黒のエンボスで施されたブランド名とシンプルなものとなってます。
開けてみるとイヤホンが中央に鎮座されていて、今までのDZAT製品の中では大分手が込んでいるなと思いました。流石今までで一番高いイヤホンなだけあります(といっても3000円ですがw)
イヤホン部分を上に上げると、下に付属品や説明書などが出てきます。
内容物はイヤホン本体、シリコン製イヤーピース(S,M,Lサイズ)、フォーム製のイヤーピース、イヤホンケース、DZATおなじみの説明書となります。イヤーピースは黒紙の箱の中に無造作に入ってました。
イヤホンの外観は、ハウジングが樹脂製で出来ていているものの、光沢のある黒で仕上げられており、背面も金のアルミでチープな印象は感じられないですね。全体的に黒と金を基調としていて、全体的に高級感があってカッコいいと思いました。形状からもイヤホンの左右は分かりやすいです。
ケーブルはスルスルとした素材で出来ており、取り回しもとても良いので絡まることも無いと思います。
分岐部にはスライダーはついてないです。プラグ部はストレート仕様となってます。
(写真は後日あげます)
デザインの総評としては、パッケージはしっかりと作り込まれている印象を受けましたのでプレゼントなどにも良いかなと思いました。本体も他にはないデザインで個性的なので満足度は高いですね。
[スペック]
タイプ: カナル式
ドライバー: ダイナミックドライバー2基(6.8mm+8mm)
リモコンマイク:あり(1ボタン)
色: ブラック
インピーダンス: 16Ω
ケーブル長さ: 1.2m(Y型)
感度: 98dB
プラグ:3.5mm金メッキ ストレート型
再生周波数帯域: 16-20000Hz
[音の評価]★★★★
◆試聴環境
DAP(デジタルオーディオプレーヤー)はiphone4sやXperiaZ3のスマホを主に使用します。
◆試聴曲
試聴曲は主に「believe/Kalafina」「RAY/BUMP OF CHICKEN」「Who What Who What/凛として時雨」「ピアノ協奏曲第2番/ラフマニノフ」「R.Y.U.S.E.I./三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」「エンヤ/Only Time」を使用しました。各曲はYoutubeでリンクしておりますので、私の感想と各自で所有するイヤホン(出来ればEarPodsが望ましい)を聞いて、音の違いを想像してもらえたらと思います。
◆リファレンスのイヤホン(基準となるイヤホン)
このブログのリファレンスイヤホンはApple社のEarpodsを使用してます。このイヤホンと聴き比べした上で、音の感想を述べてます。
※エージング(音楽を鳴らし込むこと)は100時間をかけています。
[音のバランス]
低域(ベース、ドラムバスなど)
★★★★
中域(ボーカル、ピアノなど主要な音)
★★★☆
高域(シンバル、ハイハットなど)
★★★★
第一印象としては「ライブ感のあるパワフルなイヤホン」だと思いましたね。まず耳につくのが量感のある強めの低域で、全体的に支配的な印象を持ちました。その芳醇な低域のおかげで、「Who What Who What/凛として時雨」のようなハードロックで奏でられる激しいビートをより体感できますし、「R.Y.U.S.E.I./三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」のようなEDM系だとサブベース(低域が強調される音)が流れるところがより楽しくノリノリに聞け、「ピアノ協奏曲第2番/ラフマニノフ」のようなクラシックではコンサートホール全体に響くような低域の心地よさを感じることができます。まさにライブで聞く音楽を楽しむためのイヤホンだなと思いました。音を体全体で受け止めてる感覚も少しありました。(言いすぎかもしれませんが)
音の傾向はウォーム系で音が刺さるといったことはないと思いますが、低域がやかましいと思う人はいるかもしれませんが個人的には全体的に音のバランスは取れてるほうだと思いました。なお試聴初めでは低域があまりにも強いせいか中高域の音がもやのかかった音に聞こえます。ただエージングを進めていくと、もやがかかった印象は大分軽減されますのでご安心を。矛盾に感じるかもしれませんが、支配的な低域ながらも中高域もきちんと聞こえます。
こういった傾向の音で安いイヤホンだと解像度(音のクリアさ)が低く、閉塞気味なことが多いのですが、このDT-05では解像度もそれなりに高く、閉塞な感じもそこまで感じません。3000円台のイヤホンとしては価格以上の実力はあると思いました。
ここからは気になった点をいくつか書きます。
まず、曲によっては低域の量が膨らみ過ぎて、音のバランスが崩れてしまうと感じる点ですね。特に音数が多い曲(紅蓮の弓矢など)や激しい打ち込み系の曲などが該当します。音が潰れるところが出てきたり、低域が多すぎて聞けたものじゃないと思うときがありました。
そして、低域が強いのでどの曲もノリノリに聞けてしまうことです。楽しく音楽を聞きたい人ならばこのイヤホンに手を出す価値があると思いますが、作業中に耳の負担があまりなく流れるように聞きたい人にとっては合わないと思いました。少なくてもリスニング向けではないです。
つまりこのイヤホンの特性をまとめるとこんな感じです。
◯低域が支配的ながらも中高域もしっかりと聞こえるライブ感のあるサウンド。以外にもバランスも取れてる方だと感じた。
◯音は重い量感のある印象で、音をしっかりと体感できる骨太なサウンド。
◯音はそれなりにクリアで、音の分離もそれなりに良い。ただし音数が増えると音が潰れることも。
◯音場はやや広めで、低域の量感も感じられるので窮屈さそこまで感じない。
◯パワフルな低域を楽しむためのイヤホンなので、ロックやダンスミュージック、ライブ音源、クラシック辺りにはベストマッチ。リスニングやヒアリングには向かない。
[装着感・音漏れなど]
装着感は、適切なイヤーピースのサイズを選び、きちんと耳に押し込むように装着すれば、違和感なくきちんと装着出来ると思います。なお個人的にはイヤーピースをやや大きめのものを選んだほうがフィットすると感じました。
音漏れはややありますね。iphoneの音量4で~5割程度ならば、音漏れする心配は無いでしょう。なお、このイヤホンは音の感度が高いので、音量を多めにしないように注意して下さい。
遮音性はそこまでない印象ですね。やや外音が遮断できる程度だと思います。
[全体評価]★★★★
全体として、とりあえず楽しく音楽を聞けたらそれで良い!!と思っている人にはおすすめしたいイヤホンですね。骨太な低域のサウンドながらもバランスはまあまあ取れてるので、普段オーディオに精通していない人ならば概ね満足はすると思います。ただ、数万円のイヤホンなどを持っている人がこれを聞くとややバランスが破綻していると感じるかもしれません。何度も書いてますが低域の強さが曲によっては膨らむこともあるのでw個人的には透き通った音よりも温かみのある音でもっと低域がほしいと思ったらこのイヤホンを使おうかなと思いました。
外観デザインに関しては個性的に私自身とても気に入ってます♪他にないデザインになので、こういったものに魅力を感じる人は手を出しても損はないと思いますよ。
今回のレビューいかがでしたでしょうか。更新頻度が遅めになっているのでもっとレビューを投稿できたらと思っているこの頃・・・そろそろDZATだけを取り上げた比較レビューなどもあげたいと思ってはいます(いつ実行できるかわかりませんがw
では今回はこの辺で失礼します。次回にお会いしましょう♪
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