あずれのヘッドホンブログ

自身で購入したイヤホン・ヘッドホンのレビューや、他のサイトやSNSで話題になっているイヤホンを紹介します。基本的にイヤホンのレビューはAppleのEarPodsと聴き比べて行ってます。

ハイブリッド型+3種類のフィルター+リケーブル対応で色々と遊べる♪ DQSM D2002[D2] レビュー(音の変化、使用感など)

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 皆さんこんにちわ!本日は以前の記事「DQSM D2002[D2]が届きました♪(開封写真、初視聴の感想など)」の続きとして、エージングをかけた後の音の変化や使用感、気になった点を書いていきたいと思いますよ♪

  なお、前回の記事を見ていない方はこちらを見てからこの記事を見ることを推奨します。外観周りなども載っているので、是非とも見てもらえたらと思います。



 外観デザインに関しては以前の記事を参考にしてもらえたらと思いますが、使用していて気になった点をここでは書きたいと思います。

 

[外観デザイン]

①ハウジングの塗装が剥げてきた

 下の写真を見ればわかると思いますが、ハウジングの角の塗装が剥がれてきて銀色が見えています。ネットの書き込みでも塗装の事については見かけていたので、想定はしていましたがこんな感じに剥がれるようです。なお、剥がれやすいのは青や黒らしいので、もし塗装が剥がれることを気にする方は金を選ぶことをお勧めします。

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②付属ケーブルは太くて反発力があり、やや扱いづらい

 こちらも前回の記事で述べたように、このケーブルは分岐部~ジャック部にかけての反発力がすごいです。歩いて使用するときもケーブルが体にあたって、跳ねることも多かったですねw

 そしてケーブルが全体的に太いので、専用のイヤホンケースに入れる時も大分ギリギリに詰め込んで使用する感じとなります。収納にもやや不便さを感じました(^o^;)

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③MMCX端子からケーブルがやや抜きづらい

 このD2002はMMCX端子のリケーブルを可能としていますが、他のリケーブル対応と比べるとちょっと抜きづらい印象です。写真のようにケーブルの根本を持ってハウジングを引っ張る形で取るのですが、やや強めに引っ張らないと引っこ抜くことが出来ない感じですね。私の所持しているLZ-A3Sもリケーブル対応のイヤホンですが、こちらは軽く力を入れるだけですぐ引っこ抜けます。

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 外観デザインに関しては上の3点が気になった感じです。細かい所ですが、日本製のイヤホンと比べると目立つ所ではないかと思います。ただし②や③に関してはMMCXケーブルを他のものに変えれば、ある程度解決します。LZ-A3Sの付属MMCXケーブルのようにしなやかなケーブルに変えてみると、ケースにも収まりやすいですし抜き差しもしやすくなりました(*´∀`*)

 

[スペック]

タイプ: カナル式
ドライバー: ダイナミックドライバー1基+バランスド・アーマチュアドライバー2基 
リモコンマイク:なし
色: ブルー/ブラック/ゴールド
重量: 30g
インピーダンス: 16Ω
ケーブル長さ: 1.2m(Y型)MMCXリケーブル対応
感度: 125dB
プラグ:3.5mm金メッキ L型
再生周波数帯域: 18-22000Hz

 

[音の評価]★★★★★

◆試聴環境
 DAP(デジタルオーディオプレーヤー)はiphone4sやXperiaZ3のスマホを主に使用します。LZ-A3Sの時と違い、今回はスマホでも性能を発揮出来てると思います。

◆試聴曲

 試聴曲は主に「believe/Kalafina」「RAY/BUMP OF CHICKEN」「Who What Who What/凛として時雨」「ピアノ協奏曲第2番/ラフマニノフ」「R.Y.U.S.E.I./三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」「エンヤ/Only Time」を使用しました。各曲はYoutubeでリンクしておりますので、私の感想と各自で所有するイヤホン(出来ればEarPodsが望ましい)を聞いて、音の違いを想像してもらえたらと思います。

◆リファレンスのイヤホン(基準となるイヤホン)

  このブログのリファレンスイヤホンはApple社のEarpodsを使用してます。このイヤホンと聴き比べした上で、音の感想を述べてます。

 

エージング(音楽を鳴らし込むこと)は100時間をかけています。なお、ハイブリッド型のイヤホンはエージングを長めにかけないと真価を発揮しないことが多いので、エージングをかけずにこのイヤホンは合わないと諦めずに、エージングをかけてから判断するようにしてください。

 

 まずエージングした結果ですが、ベースやドラムバスなどの低域が増えたと思いました。増えたというよりは少し詰まり気味だった低域が伸び伸びとしてきたように感じますね。そして音の刺さりもややまろやかになった気がします。嫌な刺さり方は殆ど無くなったといっていいでしょう。そして、このイヤホンの真骨頂である音場もやや広がりましたね。ヘッドホンを付けている感覚に近くなりました♪

 

 エージングの結果を言った所で、今度は各フィルターごとの音質をレビューしていきたいと思います(*´∀`*)なお、基本的にはどのフィルターも解像度はとても高く、少なくてもSONYのXBA-A2などの数万円のハイブリッドイヤホンと同等だと思います。そして音場の広さも特徴的ですね♪人によっては音場は広くないものの、奥行きは感じられると言う人もいるかもしれませんがw個人的には外から鳴っている印象が強く、まるで耳に圧がかかっていないヘッドホンを付けている感覚に陥ります。それぐらい自然な鳴り方だと思いました。

 では、各フィルターの音質レビューです♪

[黒色フィルター(高域重視)]

[音のバランス]

 低域(ベース、ドラムバスなど)
  ★★★☆
 中域(ボーカル、ピアノなど主要な音)
  ★★★★
 高域(シンバル、ハイハットなど)
  ★★★★★

 まず聴いてみると、「突き刺ささらずキラキラしており、スッーと自然に音が入っていく音色」と思いました♪低域は少ないものの量感のある質の良い伸び伸びとした音で、中高域の音をしっかりと支えています。この黒色フィルターの真骨頂である中高域のキラキラとした音はどこまでも伸びていくような印象を持ちますね。エージング前では刺さる所もありましたが、それも殆ど無くなりとても自然で聞きやすい音になりました。音の破綻も感じられず、上手にチューニングされています(*´∀`*)個人的には楽器のみのインストゥルメンタルや、サントラ系などの曲に一番合うと感じます。

 気になるところとしては、ホワイトノイズが聞こえることでしょうか。今までiPhoneでホワイトノイズが聞こえたことは無かったのですが、このイヤホンは感度がとても良いので無音でのホワイトノイズがちょっと気になります。曲が流れ始めれば問題は無いですけどね(^o^;)

 

[白色フィルター(フラット傾向)]

[音のバランス]

 低域(ベース、ドラムバスなど)
  ★★★★
 中域(ボーカル、ピアノなど主要な音)
  ★★★★☆
 高域(シンバル、ハイハットなど)
  ★★★★

 まず聴いてみると、「どの音もまんべんなく出ていながら、自然に広がる音」と思いました♪高域重視の黒色フィルターと比べると低域はやや強めになり、キラキラ感もやや薄れましたが、とてもバランスの取れた音色に変わりましたね。特徴としてはボーカルの距離が近くなるので、ボーカルの息遣いやビブラートなどをより体感したい人にもこの白色フィルターはオススメですね♪なので、このフィルターでは女性ボーカルもの、リスニングなどに向いていると言えるでしょう(*´∀`*)

 こちらのフィルターで気になるところとしては、あまり無いですねwあるとすると、この白フィルターはD2002の音の基礎傾向を一番表しているということでしょうか。一応白フィルターがリファレンス(基本となる)ものなので、D2002らしい音を感じたい時はこの白フィルターを使うと良いかもしれません。

 

[緑色フィルター(低域重視)]

[音のバランス]

 低域(ベース、ドラムバスなど)
  ★★★★☆
 中域(ボーカル、ピアノなど主要な音)
  ★★★★
 高域(シンバル、ハイハットなど)
  ★★★★

 まず聴いてみると、「とても楽しく鳴らしてくれて、ノリがある音色」と思いました♪流石低域重視の緑色フィルターなだけあって低域は一番多く、それでいて中高域のキラキラ感もあるので、メリハリのあるサウンドとなってます。音の重厚さとしてはこのフィルターが一番ですが、LZ-A3Sのような濃密な重厚さではないので注意。

 大きな特徴としては低域の音が細かくはっきりと聞こえてくることでしょうか。低域が強くなった分、音も拾ってくれているのかもしれないですね。このフィルターでは激しいロックやダンスミュージックなどの曲に一番合うと感じます(*´∀`*)

 

 最後にこのイヤホンの特性をまとめますと

◯基本的な音は抜けの良く、音場も広く解像度も高いもの。いわゆる低価格でコスパの高いイヤホンとは一線を超えた音。

◯音はどのフィルターもクリアで破綻もない。気になる点は白色フィルターのホワイトノイズ程度。

◯黒色フィルターは高域重視で楽器メインの曲、白色フィルターはフラット系でボーカルメインの曲、緑色フィルターは低域重視でスビード感のある激しい曲に向いている。

◯3種類のフィルターによる音変化によって、自分好みの音にどれかしらは引っかかる確率は高い。そのため中華イヤホンを購入する際の悩みである、視聴できず外れる可能性は殆どないと思われる。

 

 結論から言うと殆ど弱点が無いイヤホンということですねw音に関してはこれほどまでに完成度の高いものです。

 

[装着感・音漏れなど]

 装着感は、適切なイヤーピースのサイズを選び、きちんと耳に押し込むように装着すれば、違和感なくきちんと装着出来ると思います。なお個人的には日本製のイヤーピースを別で入手することをお勧めします。(ソニーのハイブリッドイヤーピース、audio-technicaのSOLID BASSなど)

 音漏れそこまで漏れはしないと思います。iphoneの音量で5~6割程度ならば、音漏れする心配は無いでしょう。

 遮音性はそれなりですね。やや外音が遮断できる程度だと思います。

 

[全体評価]★★★★★

 全体として、音場の広さと解像度の高さ、音抜けの良さを重視する人にとってはまさにベストバイなイヤホンですね。外観デザインに関してはハウジングの角の塗装剥がれや、ケーブルの扱いづらさなど気になる点はあるものの、基本的なつくりはしっかりしているので大体の人は満足するのではと思います。音に関してはもう文句無しに良いとしか言えませんね・・・殆どの人が満足するとは思いますが、比較としてLZ-A3Sのような濃密サウンドが好みの方にはちょっと合わないかなとは思います。そこは低域重視の緑色フィルターで補えるとは思いますがw

 

 今回はD2002のレビューをしましたがいかがでしたでしょうか。今回のイヤホンは中華イヤホンの中では音に関してならトップクラスの出来と言えるでしょう。なお、今回はMaGaosi M1などのハイブリッド機種と比較レビューをしなかったのですが、それはまた次回別の記事にて行いたいとと思いますのでよろしくお願いしますm(__)m

 

 では、今回はこの辺で!また次回にお会いしましょう(*´∀`*)

 

 最後に

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